Blue Eyes - Within Temptation (Lyrics)

Blue Eyes - Within Temptation (Lyrics)

Title Blue Eyes
Artist Within Temptation

Blue eyes just smile to the world
Full of dreams and with fascination
Too soon she saw that her hands were chained and pulled without any freedom
It's always the same, they fear no way out
I cannot break it
I can take it no more

It's burning me up inside
Lost all my tears, can't cry
No reason, no meaning
Just hatred
No matter how hard I try
You fear the beast inside
It's growing, it's waiting
Just to hurt you

This heart was hurt by the light and
I see your world that tries to deny us
Now everything that I love has died or has been shattered to pieces
It's always the same, they fear no way out
I cannot break it
I can take it no more

Just to hurt you
Just to hurt you

Can't you see their eyes, what lies inside
They've given up, they no longer shine
Too soon they close with one last cry
Before they turn to light

It's burning me up inside
Lost all my tears, can't cry
No reason, no meaning
Just hatred
No matter how hard I try
You fear the beast inside
It's growing, it's waiting
Just to hurt you

Just to hurt you

Within Temptationは、
オランダのシンフォニックメタル(オーケストラ、合唱とのアンサンブルは、シンフォニー・交響曲を思わせる)、ゴシックメタルバンド(中世教会風、歌詞もキリスト教がバックにある。)

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涸れた倦み

  • 存在 台所では - 存在 台所では台所では一刻も早く意識を失い嫌悪を丸め込み明瞭を閉じ込め夜明けまでに肝心なことは振り捨てて打ち明けるとしたら一言二言台所では言わなくてもいい自分がトマトに似てしまうので恥ずかしい理不尽に駆け寄っては母は暗い窓の向こうを見詰め泣いていた開けっ放した戸から引っ張り込みたい希望私は母の後ろで分別というも...
    5 か月前

涸れた倦み

2013年4月30日火曜日

冬の絹糸


石破茂は三省堂、研究社に翻訳詩を売ります。
AKB48ジャニーズ事務所に私の詩を売ります。
石破茂自民公明はパソコンとディスプレイを近所からコントロールしています。
今日もパソコンの電源が四度、ディスプレイが六度消えました。
詩を書き終えると同時に、保存も出来ないまま電源が切られました。

真夜中から朝まで何度も私を起こし、近所中でコカイン製造。
住民、自民、公明、社民、新聞・出版社、作詞、訳詩、作曲家協会、芸能人は、毎日アンモニアを下水に流します。

1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

56目を閉じると
心は安く
目を開くと
当て所なく

57自らを欺き
犠牲を他に強いる
地に落ちる
人本主義

58熱血を横糸に
時勢を縦糸に
真意を隠して
詞を紡ぐ

59鈍感が暴走する
黒か白かと
何かと
喧(やかま)しく

60貧困者よさらば
魂をものともせず
金にまで
唾を吐く

61重荷を背負いたがらない
罪を飛び越え
痩せこけた
女流よさらば

62塊と塊を繋ぐ
塊と塊は
互いに見ない
それぞれの言語を遣う

63慰め合うほど
隔たる
石でもなく
土でもなく

64気晴らしに
悲しみを他人に割り当て
手荒な仮作を頼みとして
帰結する

65山の神
海の神
定められた日の
菊の花

66神は
恵みを忘れ
人は
恨みに軋る

67一筋に
沈黙に向かい
沈黙を貫く
冬の絹糸

68分けもなく
人の命が途切れ
ワケモナク
人の息は途絶え

69為す術もなく
成す形もなく
成り得る器に成れず
為し得る結果を見た事がない

70それでも
希望に縋り
慰めを探し
唇に意味を見る

71浮付いた実体
不公平の床に泣き崩れ
自らの手足を厭い
足踏みする

72私というものの
分けもなく陥る幼児的混乱
愛という異名に惑い
偽りを重ねる

73口実に疲れ
語れない限りに撓(しな)る
亡失の列に揃える
よく似た様子の言語

74人でありながら
人を賤しめ
人を容れず
人の顔をする

75遠い空
汚れた窓
移ろう人の世に
仮に住まう

76私というものの不遇
選びてあるこの形
今日も明らめては
負けを告げる

16:37 2013/04/04木曜日

2013年4月29日月曜日

冬の絹糸

石破茂はAKB48ジャニーズ事務所に私の詩を
三省堂、研究社に翻訳詩を売ります。

石破茂自民公明はパソコンとディスプレイを近所からコントロールしています。
今日もパソコンの電源が四度、ディスプレイが六度消えました。
詩を書き終えると同時に、保存も出来ないまま電源が切られました。

真夜中から朝まで何度も私を起こし、近所中でコカイン製造。
住民、自民、公明、社民、新聞・出版社、作詞、訳詩、作曲家協会、芸能人は、毎日アンモニアを下水に流します。

1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

56目を閉じると
心は安く
目を開くと
当て所なく

57自らを欺き
犠牲を他に強いる
地に落ちる
人本主義

58熱血を横糸に
時勢を縦糸に
真意を隠して
詞を紡ぐ

59鈍感が暴走する
黒か白かと
何かと
喧(やかま)しく

60貧困者よさらば
魂をものともせず
金にまで
唾を吐く

61重荷を背負いたがらない
罪を飛び越え
痩せこけた
女流よさらば

62塊と塊を繋ぐ
塊と塊は
互いに見ない
それぞれの言語を遣う

63慰め合うほど
隔たる
石でもなく
土でもなく

64気晴らしに
悲しみを他人に割り当て
手荒な仮作を頼みとして
帰結する

65山の神
海の神
定められた日の
菊の花

66神は
恵みを忘れ
人は
恨みに軋る

67一筋に
沈黙に向かい
沈黙を貫く
冬の絹糸

68分けもなく
人の命が途切れ
ワケモナク
人の息は途絶え

69為す術もなく
成す形もなく
成り得る器に成れず
為し得る結果を見た事がない

70それでも
希望に縋り
慰めを探し
唇に意味を見る

71浮付いた実体
不公平の床に泣き崩れ
自らの手足を厭い
足踏みする

72私というものの
分けもなく陥る幼児的混乱
愛という異名に惑い
偽りを重ねる

73口実に疲れ
語れない限りに撓(しな)る
亡失の列に揃える
よく似た様子の言語

74人でありながら
人を賤しめ
人を容れず
人の顔をする


75遠い空
汚れた窓
移ろう人の世に
仮に住まう

13:45 2013/04/03水曜日


日テレアナウンサー、記者に協力を求め、詩、翻訳し(改竄してある。)を盗み、削除し、北朝鮮と協力し合い、不正アクセスしては国民のパソコン、携帯からブログ掲示板、テレビ番組に投稿をさせている。
記者やアナウンサーには、日本政府、自民党、公明党が給与を渡している。

2013年4月28日日曜日

冬の絹糸


石破茂はAKB48ジャニーズ事務所に私の詩を売ります。
石破茂自民公明はパソコンとディスプレイを近所からコントロールしています。
今日もパソコンの電源が四度、ディスプレイが六度消えました。
詩を書き終えると同時に、保存も出来ないまま電源が切られました。

真夜中から朝まで何度も私を起こし、近所中でコカイン製造。
住民、自民、公明、社民、新聞・出版社、作詞、訳詩、作曲家協会、芸能人は、毎日アンモニアを下水に流します。

1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

56目を閉じると
心は安く
目を開くと
当て所なく

57自らを欺き
犠牲を他に強いる
地に落ちる
人本主義

58熱血を横糸に
時勢を縦糸に
真意を隠して
詞を紡ぐ

59鈍感が暴走する
黒か白かと
何かと
喧(やかま)しく

60貧困者よさらば
魂をものともせず
金にまで
唾を吐く

61重荷を背負いたがらない
罪を飛び越え
痩せこけた
女流よさらば

62塊と塊を繋ぐ
塊と塊は
互いに見ない
それぞれの言語を遣う

63慰め合うほど
隔たる
石でもなく
土でもなく

64気晴らしに
悲しみを他人に割り当て
手荒な仮作を頼みとして
帰結する

65山の神
海の神
定められた日の
菊の花

66神は
恵みを忘れ
人は
恨みに軋る

67一筋に
沈黙に向かい
沈黙を貫く
冬の絹糸

68分けもなく
人の命が途切れ
ワケモナク
人の息は途絶え

69為す術もなく
成す形もなく
成り得る器に成れず
為し得る結果を見た事がない

70それでも
希望に縋り
慰めを探し
唇に意味を見る

71浮付いた実体
不公平の床に泣き崩れ
自らの手足を厭い
足踏みする

72私というものの
分けもなく陥る幼児的混乱
愛という異名に惑い
偽りを重ねる

73口実に疲れ
語れない限りに撓(しな)る
亡失の列に揃える
よく似た様子の言語

74人でありながら
人を賤しめ
人を容れず
人の顔をする

16:15 2013/04/02火曜日

2013年4月27日土曜日

冬の絹糸

石破茂はAKB48ジャニーズ事務所に私の詩を売ります。
石破茂自民公明はパソコンとディスプレイを近所からコントロールしています。
今日もパソコンの電源が四度、ディスプレイが六度消えました。
詩を書き終えると同時に、保存も出来ないまま電源が切られました。

真夜中から朝まで何度も私を起こし、近所中でコカイン製造。
住民、自民、公明、社民、新聞・出版社、作詞、訳詩、作曲家協会、芸能人は、毎日アンモニアを下水に流します。

1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

56目を閉じると
心は安く
目を開くと
当て所なく

57自らを欺き
犠牲を他に強いる
地に落ちる
人本主義

58熱血を横糸に
時勢を縦糸に
真意を隠して
詞を紡ぐ

59鈍感が暴走する
黒か白かと
何かと
喧(やかま)しく

60貧困者よさらば
魂をものともせず
金にまで
唾を吐く

61重荷を背負いたがらない
罪を飛び越え
痩せこけた
女流よさらば

62塊と塊を繋ぐ
塊と塊は
互いに見ない
それぞれの言語を遣う

63慰め合うほど
隔たる
石でもなく
土でもなく

64気晴らしに
悲しみを他人に割り当て
手荒な仮作を頼みとして
帰結する

65山の神
海の神
定められた日の
菊の花

66神は
恵みを忘れ
人は
恨みに軋る

67一筋に
沈黙に向かい
沈黙を貫く
冬の絹糸

68分けもなく
人の命が途切れ
ワケモナク
人の息は途絶え

69為す術もなく
成す形もなく
成り得る器に成れず
為し得る結果を見た事がない

70それでも
希望に縋り
慰めを探し
唇に意味を見る

71浮付いた実体
不公平の床に泣き崩れ
自らの手足を厭い
足踏みする

72私というものの
分けもなく陥る幼児的混乱
愛という異名に惑い
偽りを重ねる

73口実に疲れ
語れない限りに撓(しな)る
亡失の列に揃える
よく似た様子の言語

13:35 2013/04/01月曜日

2013年4月26日金曜日

冬の絹糸


石破茂は、AKB48、ジャニーズ事務所、その他芸能事務所に私の詩を売っています。
石破茂は、パソコンとディスプレイを近所からコントロールしています
今日も、パソコンの電源が四度、ディスプレイが六度消えました。
詩を書き終えると同時に、保存も出来ないまま電源を切りました。

1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

56目を閉じると
心は安く
目を開くと
当て所なく

57自らを欺き
犠牲を他に強いる
地に落ちる
人本主義

58熱血を横糸に
時勢を縦糸に
真意を隠して
詞を紡ぐ

59鈍感が暴走する
黒か白かと
何かと
喧(やかま)しく

60貧困者よさらば
魂をものともせず
金にまで
唾を吐く

61重荷を背負いたがらない
罪を飛び越え
痩せこけた
女流よさらば

62塊と塊を繋ぐ
塊と塊は
互いに見ない
それぞれの言語を遣う

63慰め合うほど
隔たる
石でもなく
土でもなく

64気晴らしに
悲しみを他人に割り当て
手荒な仮作を頼みとして
帰結する

65山の神
海の神
定められた日の
菊の花

66神は
恵みを忘れ
人は
恨みに軋る

67一筋に
沈黙に向かい
沈黙を貫く
冬の絹糸

68分けもなく
人の命が途切れ
ワケモナク
人の息は途絶え

69為す術もなく
成す形もなく
成り得る器に成れず
為し得る結果を見た事がない

70それでも
希望に縋り
慰めを探し
唇に意味を見る

71浮付いた実体
不公平の床に泣き崩れ
自らの手足を厭い
足踏みする

72私というものの
分けもなく陥る幼児的混乱
愛という異名に惑い
偽りを重ねる

16:23 2013/03/31日曜日

2013年4月25日木曜日

冬の絹糸


石破茂は、AKB48、ジャニーズ事務所、その他芸能事務所に私の詩を売っています。
石破茂は、パソコンとディスプレイを近所からコントロールしています。
今日も、パソコンの電源が四度、ディスプレイが六度消えました。
詩を書き終えると同時に、保存も出来ないまま電源を切りました。

1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

56目を閉じると
心は安く
目を開くと
当て所なく

57自らを欺き
犠牲を他に強いる
地に落ちる
人本主義

58熱血を横糸に
時勢を縦糸に
真意を隠して
詞を紡ぐ

59鈍感が暴走する
黒か白かと
何かと
喧(やかま)しく

60貧困者よさらば
魂をものともせず
金にまで
唾を吐く

61重荷を背負いたがらない
罪を飛び越え
痩せこけた
女流よさらば

62塊と塊を繋ぐ
塊と塊は
互いに見ない
それぞれの言語を遣う

63慰め合うほど
隔たる
石でもなく
土でもなく

64気晴らしに
悲しみを他人に割り当て
手荒な仮作を頼みとして
帰結する

65山の神
海の神
定められた日の
菊の花

66神は
恵みを忘れ
人は
恨みに軋る

67一筋に
沈黙に向かい
沈黙を貫く
冬の絹糸

68分けもなく
人の命が途切れ
ワケモナク
人の息は途絶え

69為す術もなく
成す形もなく
成り得る器に成れず
為し得る結果を見た事がない

70それでも
希望に縋り
慰めを探し
唇に意味を見る

71浮付いた実体
不公平の床に泣き崩れ
自らの手足を厭い
足踏みする

15:23 2013/03/30土曜日

2013年4月24日水曜日

冬の絹糸


石破茂は、AKB48、ジャニーズ事務所、その他芸能事務所に私の詩を売っています。
石破茂は、パソコンとディスプレイを近所からコントロールしています。
今日も、パソコンの電源が四度、ディスプレイが六度消えました。
詩を書き終えると同時に、保存も出来ないまま電源を切りました。


1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

56目を閉じると
心は安く
目を開くと
当て所なく

57自らを欺き
犠牲を他に強いる
地に落ちる
人本主義

58熱血を横糸に
時勢を縦糸に
真意を隠して
詞を紡ぐ

59鈍感が暴走する
黒か白かと
何かと
喧(やかま)しく

60貧困者よさらば
魂をものともせず
金にまで
唾を吐く

61重荷を背負いたがらない
罪を飛び越え
痩せこけた
女流よさらば

62塊と塊を繋ぐ
塊と塊は
互いに見ない
それぞれの言語を遣う

63慰め合うほど
隔たる
石でもなく
土でもなく

64気晴らしに
悲しみを他人に割り当て
手荒な仮作を頼みとして
帰結する

65山の神
海の神
定められた日の
菊の花

66神は
恵みを忘れ
人は
恨みに軋る

67一筋に
沈黙に向かい
沈黙を貫く
冬の絹糸

68分けもなく
人の命が途切れ
ワケモナク
人の息は途絶え

69為す術もなく
成す形もなく
成り得る器に成れず
為し得る結果を見た事がない

70それでも
希望に縋り
慰めを探し
唇に意味を見る

16:23 2013/03/29金曜日

2013年4月23日火曜日

冬の絹糸


1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

56目を閉じると
心は安く
目を開くと
当て所なく

57自らを欺き
犠牲を他に強いる
地に落ちる
人本主義

58熱血を横糸に
時勢を縦糸に
真意を隠して
詞を紡ぐ

59鈍感が暴走する
黒か白かと
何かと
喧(やかま)しく

60貧困者よさらば
魂をものともせず
金にまで
唾を吐く

61重荷を背負いたがらない
罪を飛び越え
痩せこけた
女流よさらば

62塊と塊を繋ぐ
塊と塊は
互いに見ない
それぞれの言語を遣う

63慰め合うほど
隔たる
石でもなく
土でもなく

64気晴らしに
悲しみを他人に割り当て
手荒な仮作を頼みとして
帰結する

65山の神
海の神
定められた日の
菊の花

66神は
恵みを忘れ
人は
恨みに軋る

67一筋に
沈黙に向かい
沈黙を貫く
冬の絹糸

68分けもなく
人の命が途切れ
ワケモナク
人の息は途絶え

69為す術もなく
成す形もなく
成り得る器に成れず
為し得る結果を見た事がない

16:23 2013/03/28木曜日

2013年4月22日月曜日

冬の絹糸


1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

56目を閉じると
心は安く
目を開くと
当て所なく

57自らを欺き
犠牲を他に強いる
地に落ちる
人本主義

58熱血を横糸に
時勢を縦糸に
真意を隠して
詞を紡ぐ

59鈍感が暴走する
黒か白かと
何かと
喧(やかま)しく

60貧困者よさらば
魂をものともせず
金にまで
唾を吐く

61重荷を背負いたがらない
罪を飛び越え
痩せこけた
女流よさらば

62塊と塊を繋ぐ
塊と塊は
互いに見ない
それぞれの言語を遣う

63慰め合うほど
隔たる
石でもなく
土でもなく

64気晴らしに
悲しみを他人に割り当て
手荒な仮作を頼みとして
帰結する

65山の神
海の神
定められた日の
菊の花

66神は
恵みを忘れ
人は
恨みに軋る

67一筋に
沈黙に向かい
沈黙を貫く
冬の絹糸

68分けもなく
人の命が途切れ
ワケモナク
人の息は途絶え

16:26 2013/03/27水曜日

2013年4月21日日曜日

冬の絹糸


1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

56目を閉じると
心は安く
目を開くと
当て所なく

57自らを欺き
犠牲を他に強いる
地に落ちる
人本主義

58熱血を横糸に
時勢を縦糸に
真意を隠して
詞を紡ぐ

59鈍感が暴走する
黒か白かと
何かと
喧(やかま)しく

60貧困者よさらば
魂をものともせず
金にまで
唾を吐く

61重荷を背負いたがらない
罪を飛び越え
痩せこけた
女流よさらば

62塊と塊を繋ぐ
塊と塊は
互いに見ない
それぞれの言語を遣う

63慰め合うほど
隔たる
石でもなく
土でもなく

64気晴らしに
悲しみを他人に割り当て
手荒な仮作を頼みとして
帰結する

65山の神
海の神
定められた日の
菊の花

66神は
恵みを忘れ
人は
恨みに軋る

67一筋に
沈黙に向かい
沈黙を貫く
冬の絹糸

2013年4月20日土曜日

冬の絹糸


1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

56目を閉じると
心は安く
目を開くと
当て所なく

57自らを欺き
犠牲を他に強いる
地に落ちる
人本主義

58熱血を横糸に
時勢を縦糸に
真意を隠して
詞を紡ぐ

59鈍感が暴走する
黒か白かと
何かと
喧(やかま)しく

60貧困者よさらば
魂をものともせず
金にまで
唾を吐く

61重荷を背負いたがらない
罪を飛び越え
痩せこけた
女流よさらば

62塊と塊を繋ぐ
塊と塊は
互いに見ない
それぞれの言語を遣う

63慰め合うほど
隔たる
石でもなく
土でもなく

64気晴らしに
悲しみを他人に割り当て
手荒な仮作を頼みとして
帰結する

65山の神
海の神
定められた日の
菊の花

66神は
恵みを忘れ
人は
恨みに軋る

15:40 2013/03/25月曜日

2013年4月19日金曜日

冬の絹糸


1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

56目を閉じると
心は安く
目を開くと
当て所なく

57自らを欺き
犠牲を他に強いる
地に落ちる
人本主義

58熱血を横糸に
時勢を縦糸に
真意を隠して
詞を紡ぐ

59鈍感が暴走する
黒か白かと
何かと
喧(やかま)しく

60貧困者よさらば
魂をものともせず
金にまで
唾を吐く

61重荷を背負いたがらない
罪を飛び越え
痩せこけた
女流よさらば

62塊と塊を繋ぐ
塊と塊は
互いに見ない
それぞれの言語を遣う

63慰め合うほど
隔たる
石でもなく
土でもなく

64気晴らしに
悲しみを他人に割り当て
手荒な仮作を頼みとして
帰結する

65山の神
海の神
定められた日の
菊の花

15:38 2013/03/24日曜日

2013年4月18日木曜日

冬の絹糸


1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸


2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

56目を閉じると
心は安く
目を開くと
当て所なく

57自らを欺き
犠牲を他に強いる
地に落ちる
人本主義

58熱血を横糸に
時勢を縦糸に
真意を隠して
詞を紡ぐ

59鈍感が暴走する
黒か白かと
何かと
喧(やかま)しく

60貧困者よさらば
魂をものともせず
金にまで
唾を吐く

61重荷を背負いたがらない
罪を飛び越え
痩せこけた
女流よさらば

62塊と塊を繋ぐ
塊と塊は
互いに見ない
それぞれの言語を遣う

63慰め合うほど
隔たる
石でもなく
土でもなく

64気晴らしに
悲しみを他人に割り当て
手荒な仮作を頼みとして
帰結する

16:04 2013/03/23土曜日

2013年4月17日水曜日

冬の絹糸


医師会、日弁連、自民党、公明党、社民党、翻訳者協会、作詞作曲家協会から
私に声のメッセージがありました。

まあ甘い考えで好き勝手に翻訳してるんじゃねえよ。
縄張りがあるんだよ!!

1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

56目を閉じると
心は安く
目を開くと
当て所なく

57自らを欺き
犠牲を他に強いる
地に落ちる
人本主義

58熱血を横糸に
時勢を縦糸に
真意を隠して
詞を紡ぐ

59鈍感が暴走する
黒か白かと
何かと
喧(やかま)しく

60貧困者よさらば
魂をものともせず
金にまで
唾を吐く

61重荷を背負いたがらない
罪を飛び越え
痩せこけた
女流よさらば

62塊と塊を繋ぐ
塊と塊は
互いに見ない
それぞれの言語を遣う

63慰め合うほど
隔たる
石でもなく
土でもなく

15:04 2013/03/22金曜日

2013年4月16日火曜日

冬の絹糸


1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

56目を閉じると
心は安く
目を開くと
当て所なく

57自らを欺き
犠牲を他に強いる
地に落ちる
人本主義

58熱血を横糸に
時勢を縦糸に
真意を隠して
詞を紡ぐ

59鈍感が暴走する
黒か白かと
何かと
喧(やかま)しく

60貧困者よさらば
魂をものともせず
金にまで
唾を吐く

61重荷を背負いたがらない
罪を飛び越え
痩せこけた
女流よさらば

62塊と塊を繋ぐ
塊と塊は
互いに見ない
それぞれの言語を遣う
16:04 2013/03/21木曜日

2013年4月15日月曜日

冬の絹糸


医師会、日弁連、自民党、公明党、社民党、翻訳者協会、作詞作曲家協会から
私に声のメッセージがありました。

まあ甘い考えで好き勝手に翻訳してるんじゃねえよ。
縄張りがあるんだよ!!


1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

56目を閉じると
心は安く
目を開くと
当て所なく

57自らを欺き
犠牲を他に強いる
地に落ちる
人本主義

58熱血を横糸に
時勢を縦糸に
真意を隠して
詞を紡ぐ

59鈍感が暴走する
黒か白かと
何かと
喧(やかま)しく

60貧困者よさらば
魂をものともせず
金にまで
唾を吐く

61重荷を背負いたがらない
罪を飛び越え
痩せこけた
女流よさらば

21:13 2013/03/20水曜日

2013年4月14日日曜日

冬の絹糸

医師会、日弁連、自民党、公明党、社民党、翻訳者協会、作詞作曲家協会から
私に声のメッセージがありました。

まあ甘い考えで好き勝手に翻訳してるんじゃねえよ。
縄張りがあるんだよ!!


1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

56目を閉じると
心は安く
目を開くと
当て所なく

57自らを欺き
犠牲を他に強いる
地に落ちる
人本主義

58熱血を横糸に
時勢を縦糸に
真意を隠して
詞を紡ぐ

59鈍感が暴走する
黒か白かと
何かと
喧(やかま)しく

60貧困者よさらば
魂をものともせず
金にまで
唾を吐く

20:10 2013/03/19火曜日

2013年4月13日土曜日

冬の絹糸

1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

56目を閉じると
心は安く
目を開くと
当て所なく

57自らを欺き
犠牲を他に強いる
地に落ちる
人本主義

58熱血を横糸に
時勢を縦糸に
真意を隠して
詞を紡ぐ

59鈍感が暴走する
黒か白かと
何かと
喧(やかま)しく

16:19 2013/03/13水曜日

2013年4月12日金曜日

冬の絹糸

医師会、日弁連、自民党、公明党、社民党、翻訳者協会、作詞作曲家協会から
私に声のメッセージがありました。

「まあ甘い考えで好き勝手に翻訳してるんじゃねえよ。」
「縄張りがあるんだよ!!」


1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

56目を閉じると
心は安く
目を開くと
当て所なく

57自らを欺き
犠牲を他に強いる
地に落ちる
人本主義

58熱血を横糸に
時勢を縦糸に
真意を隠して
詞を紡ぐ

22:10 2013/03/17日曜日

2013年4月11日木曜日

冬の絹糸

1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

56目を閉じると
心は安く
目を開くと
当て所なく

57自らを欺き
犠牲を他に強いる
地に落ちる
人本主義

21:40 2013/03/16土曜日

2013年4月10日水曜日

冬の絹糸

Ella Fitzgerald - Anything Goes - Lyrics

1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

56目を閉じると
心は安く
目を開くと
当て所なく

21:40 2013/03/15金曜日

2013年4月9日火曜日

冬の絹糸

枯葉のうわさ /弘田三枝子

1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

55そのように惑い
そのように落ちる
招かれて
受戒の宿に座る

15:19 2013/03/14木曜日

2013年4月8日月曜日

冬の絹糸


1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる


54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

16:19 2013/03/13水曜日

2013年4月7日日曜日

冬の絹糸

ロダンの肖像 /弘田三枝子

1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

53文字が
意味を失い
言葉が
尽くす真心を忘れる

54一筋に
獣(けもの)の道を往く
胸を貫く
冬の絹糸

16:19 2013/03/13水曜日

2013年4月6日土曜日

冬の絹糸


1一筋に
ものの道を往き尽くし
胸を通す
冬の絹糸

2そのような歌
そのような安息
招かれて
受戒の宿に座る

3省みる態(わざ)で
我が身を食う
平らに凭れて
心を食う

4野も暮れて
人本主義
のーとぶっくに書く
私を犠牲にすると

5遠い空
汚れた窓
移ろう世の手懸り
つっかいに揃えるこの手足

6不遇に向かい
静かに捩れる白い糸
喉の鎖
剥落す

7罪を叩かれ
時に火を点け
紙に火を点け
近い橋を断つ

8堪(こら)えて急ぐ夕
まめやかに無実を語る
唯事と装い
独房を好む

9そのような歌
そのような安息
手の届く蔓(つる)
掻き集め

10数多(あまた)の歪みに床を敷く
移ろう世に
川は折れ
波はなぞる

11背いては
放たれる矢
日の傾き
焦がれる落下

12一通り流され
一通り落ちる
夕べに咲く
根紫の

13白く
繕わず
甲斐のない細やかさで
土に埋もれる

14省みる情けで
我に寄り
俗を離れて
世を憂う

15神仏一様に
消え失せ
定めの青(みどり)
詞海に揺れる

16生者の列に座り
重ねる明け暮れ
潮は満ち
潮は引く

17浅はかな
愛玩に耐える
腕のか細く
棺(ひつぎ)に降る

18冬の絹糸
人の面影は消え
目覚めて猶
憂い深し

19形有るものに心注ぎ
夕べの墨に滲む
欠ける季節
縺れるあれこれ

20桜の色
空の色
隙間なく切れ込む
筋道の

21生きて行く逝く
このこころと
この身ひとつ
飾る声は丸む

22放つ舌は労しく
拒む時は重く
桜の色
空の色

23生きて行く逝く
捨てて捨て遣る
水に棲み
命に宿る

24光が降る
詞海に揺れる
覚悟を組み込む
冬の絹糸

25糸が切れないように
花緒が切れないように
掌(てのひら)の道筋が切れないように
四面楚歌の空の下

26後ろに囚われ
遠い道の先に定めを捕え
今日の代わりに
昨日の代わりに

27明日の代わりに
私の身代わりに
手折る花
かわす道

28割り切れなさを
誤魔化し
私の形に縮めて
生を重ねる

29名も尽き
運も尽き
抱く思いのみ際限なく
一切心安からず

30天に諂(へつら)わない
地に積み上げない
己を蔑(ないがし)ろにして
惑わされず

31過ぎた景色を
誤魔化し
私の色に染めて
季節を重ねる

32日が暮れる
影が傾く
哀れげに
人の体

33隅々まで
実を汲み尽くし
残らず
踏み拉(しだ)く

34慎みを横糸に
退屈を縦糸に
明らめを合わせ
布(きぬ)を織る

35さくらの色
空の色
やわらかな春の装い
甦る呼吸

36どうしてよいのか
途方に暮れる
有り触れて
人の心

37一面に
薄い氷結
求められる代わりに
思う色

38冬の色
物の姿は
一夜の幻
黴臭い矛盾

39駆ける空
遠く雲が流れる
代償(つぐな)いに
時は骨と化す

40どうしてよいのか
有り触れて
一様に
白い絹糸

41降る程に
感傷に付き添い
縺れを
頼みとする

42風の中
子供が声を交わす
渡る
切れない血の道筋

43顧みると
命の長く
帯に似て
納める欲も多く

44豚の卑しさに
食い尽くされ
蛇のしつこさに
巻き付かれ

45後から後から
不遇に傾く
人目を憚らず
人本主義

46腐った言葉で
神に限りなく近付く
去来する手応え
紙の音ずれ

47心が形態を失い
私が崩折れる
眼差しは獄窓から
伺う市井は偽善の最前線

48バテレンの
男と男
女と女
隠花植物

49嬉戯に机が埋もれる
容赦のない殺意
腐った言葉で
神に限りなく近付く

50生贄の記憶を
切り取り
継ぎ接ぎ
神よと

51獣(けもの)の方向に
拠り所を求め
身を委ね
失ったものを貪る

52生贄が捧げられ
清めの火が天に届く
急いで神よと
バテレンの祈りのか細く

15:07 2013/03/11月曜日