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涸れた倦み

  • 私の全身全霊が記憶している不正措置入院 - 「認知機能」は、人が心理学的な「認知」を行うための、知的機能を総称した概念です。五感(見る、聴く、触る、嗅ぐ、味わう)を介して外部から得た情報をもとに、物事の現状を認識したり、言葉を操ったり、計算・学習・記憶を行ったりします私達は脳からの指令で動いてはいない。今、私がこれを書いている理由、「統合失調症」という病...
    1 か月前

涸れた倦み

2014年1月7日火曜日

日本国憲法第13条自民党案(毎日新聞を読んで)19

日本国憲法第13条

すべて国民は、個人として尊重される。
 生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

 日本国憲法第13条自民党案
 全て国民は、人として尊重される。
 生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公益及び公の秩序に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大限に尊重されなければならない。

 この憲法13条の自民党案について、毎日新聞は「憲法をよむ 戦後70年に向けて 個人の尊重」と題して書いている。

13条に限り、
 自民党は、憲法を分かり易く、日本語の持つ優しさを使って、条文を改定しようとしている。
 個人とは、毎日新聞が言うように、「別々の個性を持つ人間」という意味ではない。
 「一個体の人」という意味である。

ジャーナリズムも、政党も何を質問すべきか分かっていない。
 何を詰めなければならないか、知恵が足りない。
 懸命に、自国の憲法を、と願う心意気を少しは考えるといい。

 現行の「公共の福祉」とは?
 公共というものは、観念的に成りがちで、非常に流動的で、それが及ぶ範囲は常に変動する。
 公共ではなく、他の言葉を捜すと、もっと分かり易くなり、国内の裁判、国家間の裁判で、指摘、糾弾されずに済む。
福祉も然りである。
 福祉とは、「welfare」を訳したものである。
 翻訳者が不在の日本にあっては、外国の条文を参考にするハンディーを何時も背負わなければならない。

 「幸福」と訳すにしても、幸福など人は別に何時も求めている訳ではないし、幸福が人間の求める最高の状態でもない。
 私などは、幸せなんて実に退屈なもので、ほしいとも思っていない。
 不幸な女でいる方が、どきどきして何だか素敵である。
 第一、不幸な男にしか好意を持てない。
 幸福な男と幸福な家庭を営み、子供を幸福にしなければならないと言われたら、今直ぐ死んでもいいと思ってしまう。

 繁栄と訳すにしても、繁栄し続ける国など、怖い。
 世界の全国家が繁栄を至上命令ばかりに形振(なりふ)り構わず進めば、地球は瞬く間に干上がる。

16:14 2013/12/05木曜日

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