西島三重子 一瞬の夏
花に落ちる雨
清らかな光の球(きゅう)
風が吹き乱れ
凡(およ)そ空(むな)しい側に
内なる姿神に生まれ
様は露にも足りず
岸辺を求める者
人を貫く
争いの代わりに
落ちる雨を
流れる水を
花に散る雨
目に散る露を
花は雨に落ちて汚れ
いつしか人の手も汚れ
折れて曲がって
人を離れ
色を遺(のこ)さず
凡そ仮初の側に
21:43 2012/03/19月曜日
私はいらない ノーベル賞 在米国連 私は信じない 見えないウイルス 熱しても死なない細菌 精神の病 歴史の全て 海には行かないで 魚が泳ぐんだから 山には登らないで 動物が住むんだから 空飛ぶものは皆捨てて 鳥が飛び虫が飛びたいんだから じゃあ人は? 平らな所を歩けばいいんじゃないの? 車には乗るけど 歩いてるのは私と子供達だけ だから貴方は知らない この道沿いに在ったものと無かったもの