犠牲
漂う砂に包(くる)まれて足が追う
やわらかに絡む茎
水が綴るのは前触れ
青く錆を帯びて
逃げる僕の席
僕は籠で吠(な)く鳥
生まれ落ち、海を志す
唯一つでありたい
只生きていたい
今は生きる意味を教えないで
生きられない分けを掻き集めないで
暮れる夕ベ
沈む陽
なみだを流す僕
目が眩むほど違っている
改めなければならない眼差しの構造
装い始めると果てしがないこの唇
掴えて感じさせ煩しいと隅に追い遣る
流れる時
漠とした砂の原
繰り返す波の往き来
僕は籠で吠(な)く
唯一つでありたい
只生きていたい
生き延びて、海へ
避けられない轍(わだち)を拠り所とし
戯れの砂を頬張り
偽りの空を高く飛ぶ
23:31 2014/05/11日曜日
漂う砂に包(くる)まれて足が追う
やわらかに絡む茎
水が綴るのは前触れ
青く錆を帯びて
逃げる僕の席
僕は籠で吠(な)く鳥
生まれ落ち、海を志す
唯一つでありたい
只生きていたい
今は生きる意味を教えないで
生きられない分けを掻き集めないで
暮れる夕ベ
沈む陽
なみだを流す僕
目が眩むほど違っている
改めなければならない眼差しの構造
装い始めると果てしがないこの唇
掴えて感じさせ煩しいと隅に追い遣る
流れる時
漠とした砂の原
繰り返す波の往き来
僕は籠で吠(な)く
唯一つでありたい
只生きていたい
生き延びて、海へ
避けられない轍(わだち)を拠り所とし
戯れの砂を頬張り
偽りの空を高く飛ぶ
23:31 2014/05/11日曜日