朝吹真理子に何を植え付けようと言うのか？ 59

朝吹真理子（1984～）
慶應義塾大学大学院文学研究科国文学専攻修士課程修了
 作品一覧
『流跡』（「新潮」2009年10月号）新潮社
『家路』（「群像」2010年4月号）講談社
『きことわ』（「新潮」2010年9月号）第144回芥川龍之介賞受賞・平成22年度下半期
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朝吹英二（高祖父） - 実業家
長岡外史（高祖父） - 陸軍軍人、政治家
久原房之助（高祖父） - 実業家、政治家
朝吹常吉（曾祖父） - 実業家
石井光次郎（曾祖父）- 官僚、政治家
朝吹三吉（祖父） - 文学者
朝吹登水子（大叔母） - 翻訳家
石井好子（大叔母） - 歌手
朝吹亮二（父） - 文学者、詩人
 野依良治は、祖父であると書いてあったが、今は遠い親戚になっている。
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整形した顔。
 彼女、いえ、彼？は、こうした親戚を誇りに思い、芥川賞を受賞した事を名誉だと考えるのだろうか？
 一体、彼女は、今何処でどうしているのだろう？
 誰が二十代のオンナに植え付けたのか、植え付けたいのか？
 言葉の意味を理解出来ない侭、矢鱈、出鱈目に遣いたがる。
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私は、夢を見た。
カメラが一つの物語の或る風景を捉えているような。
その一つ一つが息づいているような。
 私は、起きて家族と言葉を交わし、もう一度ふとんに潜り込んだ。
 私は夢の続きを見た。
まるで映画の一画面が次の画面に変わるように。
カメラは、私が見たいものを捉えた。
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私達は、今、夢を見ているのか、夢を見せられているのか？
 誰にも分からない。
だが、私には分かる。
それが、文部科学省脳科学研究戦略プログラムである。
 私が、山田太一作「もう夢を見ない」を読んだ後、私は、夢の続きを見せられた。
しかし、その時はその事を知らない。
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朝吹真理子は、理化学研究所野依良治、新潮社、講談社同様、人体実験加害者であり、人体実験被害者である私達の脳を弄び、それを覗き見しては、小説を書き、芥川賞を受賞した。

22:54　2014年1月17日金曜日