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涸れた倦み

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    1 か月前

涸れた倦み

2014年2月28日金曜日

清算 70

家を出て行こうと思っていた
引き止めてくれる人のいない家を
出て行ってもまた帰って来るしかない家を

行き先の定まらない道を歩きたいと思っていた
誰一人、人のいない唯一つの明かりのない道を
歩こうと思った

辛抱という約束事
 眺める庭
 時は
 いつの間にか
過ぎて
 いつの間にか
 なにもかも
 いい加減な

 あの頃
 乱れた戸棚
 思い出せない息つぎ
 どこかに行けば
何かを思えるなら
罪を犯したい

声を立てて笑ってみる
水溜まりをぴちゃぴちゃ音を立てて歩いてみる
何処かに行けるなら
何かを捨てられるなら
真夜中海に向かう道を辿りたい

夢という手懸かり
見上げる星
この世は
 いつしか
移ろい
 どこかしら
見せ掛けで

欲望の禁じられた道を歩きたい
誰一人、人のいない、唯一つの明かりもない道を
歩こうと思う

19:16 2014/01/28火曜日