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涸れた倦み

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    5 年前

涸れた倦み

2014年3月1日土曜日

柳田邦男を読む「サクリファイス犠牲わが息子・脳死の11日」 71

犠牲、ぎせい、いけにえ、生け贄(にえ)、生物を生きたまま、贄(にえ)として神に捧げる事、又その生物。
 脳死にする事は、簡単である。
 体だけ生かす事も。

「サクリファイス犠牲わが息子・脳死の11日」を買った。

柳田邦男
1936年栃木県
1960年東京大学経済学部を卒
NHK入局、広島放送局配属
1963年東京へ戻り社会部配属
1966年全日空羽田沖墜落事故、カナダ太平洋航空機墜落事故、BOAC機空中分解事故を取材
1971年にこれらの事故を追ったルポルタージュ『マッハの恐怖』を発表
 第3回大宅壮一ノンフィクション賞受賞
 「零戦燃ゆ」etc.

 ・1966年2月4日
 全日空羽田沖墜落事故
 東京湾の羽田空港沖で起きた全日空のボーイング727-100型機の墜落事故。
合計133人全員が死亡し、単独機として当時世界最悪の事故。
・1966年3月4日
カナダ太平洋航空402便着陸失敗事故
香港発東京経由バンクーバー行きのカナダ太平洋航空402便が、東京国際空港(通称羽田空港)への着陸直前に墜落した航空事故。
 事故の一か月前、全日空羽田沖墜落事故、
 翌3月5日、英国海外航空機空中分解事故発生。
この事故で運航乗務員3名、客室乗務員7名、乗客62名の合わせて72名のうち、乗務員全員と乗客54名の合わせて64名(日本人5名)が死亡し、乗客8名救出。
・1966年3月5日
 英国海外航空機空中分解事故
 英国海外航空(BOAC)の世界周航便のボーイング707が富士山付近の上空で乱気流に巻き込まれ空中分解したもので、乗員乗客全員が犠牲。

 ロッキード(Lockheed Corporation)
アメリカ合衆国の航空機メーカー
主に軍用機製造
 飛行機の製作をはじめたアイルランド系のアメリカ人、アラン・ロクヒードとマルコム・ロクヒード兄弟(Allan and Malcom Loughhead )によって1913年に「Alco Hydro-Aeroplane Company」が創設。
 第二次世界大戦で大躍進。
ロッキード・モノレール
小田急向ヶ丘遊園モノレール線
1962年に川崎航空機工業・川崎車輌・日本電気(NEC会長自殺、上杉隆、鳩山邦夫、小沢一郎等田中派による私に対する名誉毀損行為と連動)・西松建設(計3500万円小沢一郎陸山会が計2100万円、民主党岩手県第4区総支部、代表小沢一郎、が計1400万円の献金を西松建設の2つの政治団体からの献金と虚偽記載、有罪判決)等が出資したロッキード日本法人。
 日本ロッキード・モノレール社設立。
 航空機技術を応用した「ロッキード式モノレール」を開発・製造。
 需要は、小田急電鉄向ヶ丘遊園モノレール・姫路市営の2社局。
1974年、解散。

柳田邦男さんの「マッハの恐怖」は、読んでいない。
 読もうと思う。
 1966年の一連の航空機事故は、どれをとっても不自然である。
そこに何が書いてあるか知らないのに無責任ではあるが、柳田邦男さんの息子さんは、延々と日本政府、国会議員、医師会(主に精神科医、眼科医)心理学者、宗教関係者等)に囲まれ、終に殺害されたと考える。

 おそらく、その事を柳田さん自身もご存知で、「犠牲」、つまり、「生け贄」という言葉を、書籍名にされたのだろう。
 真実に迫り、とことん書くという職業でなければ、彼は死ぬ事もなかった、「僕が、彼を犠牲にした、生け贄、尊い生け贄が、よくよく見れば、それは自分自身とも言うべき、自分の分身ー息子だった・・・」と考えての事だと思う。

未だ数ページしか読んでいない。
 少しずつ感想を書こうと思う。

23:11 2014年1月29日水曜日