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涸れた倦み

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    5 週間前

涸れた倦み

2014年4月28日月曜日

アナタハ僕をイケニエだと本に書きます/柳田邦男を読む「サクリファイス犠牲わが息子・脳死の11日」126

こころを病む息子とアナタハ口癖のように言います
病まないこころが何処かにあるのでしょう
 きっとアナタノココロハ傷を負わず、血を流さず、癒えることもなく

病んだこころを持つこの若い体
こころを病む息子とアナタハどれだけの人に知らせたのでしょう
 ボクノココロハ傷を負い、血を流し、癒えることもなく

 こころを病む若者は死ななければならないとアナタハ教えます
 ボクノココロハ不遜で、高揚して、前へ前へと急ぎ
死んだ息子の顔が穏やかだったと言ってアナタハようやく僕と云う荷を下ろします

 こころが病んだ息子は、死ななければなりませんでした
 アナタハ僕をイケニエだと本に書きます
遺伝子優位論を知り、脳死をヒトの死と認める科学的合理性を先んじるアナタデスカラ

病まないしなやかなこころを持つ子をアナタハ育てられなかった
 その事を僕に詫びて下さい
病むこころを持ち得ない安らかな庭をボクニクダサイ
 こころを病む息子は生きなければならないとボクハ貴方に今も告げたい

22:21 2014/03/26水曜日