Gigliola Cinquetti 燕のように & Volano Le Rondini
いつも貴方が分からない
日に照り映え、切り取られた火のような面
冷え生きることの意味を見詰め続ける
空を往く鳥と悲風に吹かれる
不可避なドラマ
扉を閉めずに組織化され我は失われる
花が閉じる
冬の広野
終(しま)いに逃げ込んだ晩
頭の上私と相違する星の囀(さえず)り
土の下に埋まる魂の舌
私は貴方が分からない
憂鬱は死人だけに首を振り
絶望は歌を歌う者に深入りする
21:26 2012/02/14火曜日
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