西島三重子 かげろう坂
約束した
そのたびに欠けた
形のない誇り
離れる手と逃げる道
手から失われ道から遠ざかる
逃げられない頸(くび)
取り返しの利かない人の苦しみの真ん中
悉(ことごと)く歌いそして草臥れて噤む場所
何も言わないで
伝える巧みさ
間に合わせに貫く熱
不意に呑み込んで外れたら
そのことばだけ伝えてほしい
20:37 2011/08/07日曜日
The Grapes of Wrath John Steinbeck(悲憤という葡萄)
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Ⅰ
オクラホウマの赤い地方と灰色の地方の一部に最上の雨季が穏やかに巡って来た、そしてそれは脅えた土壌を切り刻みはしなかった。北斗七星が細い流れに十字を切り再び十字を切り直した。最上の雨季はトウモロコシを高くもたげ雑草群や
[…]
3 週間前
