西島三重子 ざわめきの外で
其処に至るには
生きることからずり落ちる悦び
骨を横たえ契約の性
あらましははぐらかす
葉鶏頭の頃
其処に至るまでの季節
薄暗い沼地の温味(ぬくみ)
扱いにくい泥の叫び
其処に至るには
見放して語らない
背の溝に流れる悦び
剥き出しの皮膚の葬列
16:02 2011/10/03日曜日
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私はいらない ノーベル賞 在米国連 私は信じない 見えないウイルス 熱しても死なない細菌 精神の病 歴史の全て 海には行かないで 魚が泳ぐんだから 山には登らないで 動物が住むんだから 空飛ぶものは皆捨てて 鳥が飛び虫が飛びたいんだから じゃあ人は? 平らな所を歩けばいいんじゃないの? 車には乗るけど 歩いてるのは私と子供達だけ だから貴方は知らない この道沿いに在ったものと無かったもの