ふれあう時を信じて
死と隣り合わせで生きています
死に近寄っているのか
死から遠ざかっているのか
それさえ分かりません
名誉は傷つくものではありません
名誉は誰にも傷つけられることはありません
名誉は常に守られています
守っているのは
貴方であり
子であり
祖先であり
私であり
生きているというそのことであり
もし貴方が傷ついたと口にするのなら
名誉が毀損された
ではなく
高かった鼻がへし折られたと
苦笑して下さい
名誉を重んじる人は
自らの名誉を守る為に自らの名誉はすすんで捨てます
何事も人に求めません
自らの名誉を守る為に
人を苦しめるとしたら
人を悲しませるとしたら
人を蔑むとしたら
人に惨めな思いをさせるとしたら
貴方が守ったのは名誉ではありません
貴方は貴方からただ必死で逃げました
貴方自身が貴方の名誉を傷つけてしまったからです
貴方は貴方の脆さと弱さに目を瞑りました
名誉は誰にも傷つけることは出来ませんが
貴方だけには貴方の名誉を傷つけることが許されています
名誉は汚れることを厭いません
名誉は傷つくことを厭いません
名誉は損なわれることを厭いません
名誉は踏みつけられることを厭いません
名や誉れはたまたま貴方が手にしたモノです
名や誉れを実は貴方は未だ手にしていません
要らないモノ
それを名誉と言います
名も誉れも捨てたい
名も誉れも捨てよう
その時貴方は名誉を手にします
ですから
名誉は何時でも貴方と共にあり
人には奪うことが出来ません
誰にも奪われることはありません
誰も毀(こわ)すことは出来ません
貴方が強いて守らなくても
何時でも貴方と共に在ります
捨て去れば捨て去るほど
顧みなければ顧みないほど
名誉が貴方を支えるでしょう
貴方は誇りの高い人となるでしょう
22:24 2011/01/12水曜日
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