かなしい
かなしい
かなしい
かなしい
コンスタンチン・ドミートリーエヴィチ・バリモント(1867~1942)
古い貴族の出身。若くして革命的サークルに加わり、1886年にモスクワ大学へ入学、翌年逮捕され流刑に処されている。その後各地を旅行、1905年にはパリへ逃れ13年に赦されて帰国したが、22年には再び亡命し、亡命先で死んだ。
・・・
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そのひとはもう言わなかった「やめて」と
その誓いを希わなかった
-涼気が快よくわたり
夕べのもやが消えていくように
そのひとは結果(むくい)におびえなかった
そのひとは失うものをおそれなかった
・・・星座がおとぎばなしのように光り
星が生き生きときらめくように。
谷耕平訳
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かなしい 成田悦子
かなしい
かなしい
かなしい
かなしい
かなしいとくりかえし
悲しい
漢字で悲しいと書いてみる
かなしくない
かなしくない
悲しくないと書いてみる
かなしい
かなしい
かなしい
かなしい
いくつかいても
かなしい
かなしい
悲しい
漢字で書くと
見世物になる
かなしい
かなしい
かなしい
かなしい
かなしい
悲しい
漢字で書いて
後悔と読む
あいたいとも読む
かべがかなしい
すたんどの蛍光灯
無暗(むやみ)な明るさがかなしい
貴方が残したロシア詩集
赤がかなしい
習ったギター
ハバネラのリズムがかなしい
悲しい
漢字で書くと
かなしくなくなる
カナシクナクナル
片仮名で書くと
貴方の胸にもどる
コドモニモドル
片仮名で書くと
どこにももどれない
あなたはいない
アナタハイナイ
21:03 2010/04/19 月曜日
絵を描きました。
その絵からイメージした詩を書きました。
絵は改竄されて酷い状態になりましたから削除します。
絵を描きました。
その絵からイメージした詩を書きました。
絵は改竄されて酷い状態になりましたから削除します。