西島三重子 一瞬の夏
太陽に照らされ草が育つ
むしる指
褐色に焼けた指を折り
折れた指
他人ごとのよう
口さがない蛇口
泥水の漏れ
実体のない卑称
遊(すさ)びに深い交わりを裂く
幾重にも重ねる
絎縫(くけぬ)いの薄絹
果てしない愁い
川に流れる形代(かたしろ)
陽射しに執着が蒸れ
胸の音が歪(ひず)む
凌ぐ夏
仕掛けられた花火が空(くう)に散る
20:25 2010/08/14 土曜日
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