荒井由実 -雨の街を-
掌(てのひら)に握り締めたものを失くして
煩わされるものに取り囲まれ
そうすることができないことばかり引き寄せて
したいことは何でもできる果てしない草原を走る
予め淡い紫
夏までの定められた約束
黒味を帯びた紫のソテー
茄子の運命の果て
不名誉の土台に安定が築かれ
ゆりかごはそれでも揺らぐ
濡れた道が渇く
傘の手を離し
包み隠す布切れの袖を外す
足がぐらつく椅子のばらんす
旅の行方は定まらない
去って行った貴方(ひと)の行方は知れない
焼ける石ほど熱く身を焼く烙印
したいことは何もない果てしない草原を流離(さすら)う
20:32 2010/08/10 火曜日
The Grapes of Wrath John Steinbeck(悲憤という葡萄)
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Ⅰ
オクラホウマの赤い地方と灰色の地方の一部に最上の雨季が穏やかに巡って来た、そしてそれは脅えた土壌を切り刻みはしなかった。北斗七星が細い流れに十字を切り再び十字を切り直した。最上の雨季はトウモロコシを高くもたげ雑草群や
[…]
1 週間前
