西島三重子 一瞬の夏
黙って見ている長いゆめ
希みをあしたに繋いで
迎える朝
並んだ家と
書き直す街の眉目形
体裁を整えるとすっかり見紛(まが)う
見て見ぬふりをする長いゆめ
未明に姿を変える
頼み宿す幻の絵模様
身の程を知り
朝の道に蹲(うずくま)る
23:50 2011/07/18月曜日
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私はいらない ノーベル賞 在米国連 私は信じない 見えないウイルス 熱しても死なない細菌 精神の病 歴史の全て 海には行かないで 魚が泳ぐんだから 山には登らないで 動物が住むんだから 空飛ぶものは皆捨てて 鳥が飛び虫が飛びたいんだから じゃあ人は? 平らな所を歩けばいいんじゃないの? 車には乗るけど 歩いてるのは私と子供達だけ だから貴方は知らない この道沿いに在ったものと無かったもの