Scorpions: Crossfire
Kraus Meineの英語の歌詞は創作意欲を掻き立てます。
「Crossfire」は「Love at first sting」の中の一曲です。
stingを刺青と訳してありまして、「禁断の刺青」というアルバムになっています。
入っている曲を見ても、ちょっと違うのではないかと思いました。
グループ名「Scorpions」はさそりです。
蠍の針のことをstingというのですが・・・
何でも刺青にして、やくざ風にしてしまうのは間違っています。
刺青にどんな意味があるでしょう?
かっこいいと思っていませんか?
大阪拘置所にいた女性は殆ど刺青をしていました。
刺青というものは汚いものです。
これでは売れるものも売れなくなってしまいます。
「Still loving you」もこのアルバムに入っています。
このアルバムの歌詞は、刺青とは関係がありませんし、そういったことを歌を聴く人にイメージさせてしまうと、詩や曲を殺します。
「cross fire」は十字砲火のことです。
十字に交差して飛び交う砲火のことです。
ジャケットの写真に刺青と刺青をする針が写っていますから、「Scorpions」が刺青の針と蠍をダブらせてアルバムを作ったのかも知れませんが、もっと違ったイメージでも売ることが出来たのにと残念に思います。
こうした翻訳だと客層が限られてしまいます。
反ってLoveをアルファベットのまま使った方がいいでしょう。
実際Scorpionsの客層は限定的でした。
知る前にShut outさせてしまうものがありました。
日本側の宣伝ミスです。
ミスさせる要因の中にはこうした翻訳のワンパターン的捉え方があります。
もう少し掘り下げて考えないと、何もかも駄目にします。
Kraus Meineのあの高音の声の魅力と歌詞の素晴らしさ、曲の持つ説得力、音の魅力は、もっと幅広い支持を得られたでしょう。
蠍と言えば毒針、
刺青は毒針で体に刻むものです。
元はSexのイメージでしょうか?
1984年のアルバムですから、26年前です。
彼らも若かったのでしょう。
世界で600万枚売れたそうです。
反戦歌です。
私も詩を書いてみました。
・
・
戦争に行く前に
・
戦争をしたい?
戦争で何をしたい?
戦争とは人を殺すことを言うのですが・・・
・
戦争をしに行きたい?
戦争をしに何処に行きたい?
戦争とは地の果てで命が尽きることを言うのですが・・・
・
明日の朝沙漠で目覚めたい?
明日の次もその次も人を殺し続けたい?
戦争とは沙漠を人の血の海にすることを言うのですが・・・
・
血の海に築く富を得たい?
人の血で染まった貴方のその手その指
戦争とは貴方を連続殺人犯にして牢獄に閉じ込めることを言うのですが・・・
・
戦争をする
戦争をして人を殺す
戦争が終わる
戦争では人を殺しませんでした
戦争では人を殺したことがありません
・
戦争とは何を言いますか?
森を焼くことを言いますか?
家を破壊することを言いますか?
戦争とは物を壊すことを言いますか?
戦争とは
人を毎日毎日殺し続けて
一人もいなくなるまで殺し続けて
貴方の国の言うとおりにしますと言うまで殺し続けることを言いますが・・・
・
貴方は何を得ましたか?
貴方はロボットを得て満足しています
貴方は暴力を言葉とする人ですからロボットが相手をします
戦争とは貴方が思い通りになる人を得て更に思い通りにしたくなることを言うのです
・
戦争をしたい?
戦争をしたい?
戦争をしたい?
戦争が連続殺人犯を作り出すことだと知っていますか?
人を一人殺したことのある人
人を十人殺したことのある人
戦争に行きたい人
貴方は人を殺したい人です
人を殺したい人になりますか?
・
人を一人殺したことのある人には人を殺した朝が訪れます
人を一人も殺さなくて済んでいる平和な国であるために
戦争には行きません
戦争には行きません
戦争に行く前に命をかけて闘います
貴方は何も言わずに殺人犯になりたいですか?
・
19:44 2010/05/06 木曜日
-