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涸れた倦み

  • 人間をつくりたいひと - 1月1日からThe Grapes of Wrathを翻訳し始めました。ドイツ系アメリカ人Jhon Steinbeckの作品です。邦題は「怒りの葡萄」です。私は邦題を付けていません。ヘンリィ・フォンダで映画化されていますが、字幕はありません。文庫本で上中下と3冊になる長さです。昨日はセンテンス二つ、今日は長いセ...
    1 週間前

涸れた倦み

2010年10月8日金曜日

この列車あんばらんすな

Simon & Garfunkel - Homeward Bound

今日が終わる
今日が終わると思わないことだよ お前
今日があってくれたと思おう
だから明日が過酷であっても耐えられる
明日の過酷を誰が知ろう
無意味な磨耗
ひしゃげる心
何処までも続く置石だらけの線路
二両編成の列車は行く
傾きながら脱線しながらひたすら車輪が回る
フル回転空回り
心と体のばらんすが大事
ギクシャクして自滅
星の無い空
花の咲かない春

どうでもいいや
行くんだ行くんだ
何処かに行くんだ
広くて緑(あお)い草原に出るんだ
寝転がってお日様に目を細め
少しうとうとしたら地平線まで走って行こう
走って疲れて其処にも飽きたら
まっ逆さまに崖から落ちるんだ
落ちれば済むんだ
終わりを演じるのは簡単
さっと幕を引けば田舎芝居でさえ観客席は空になる
暗い場所だって目が慣れれば見えるものがある
聞こえない音が聞こえたりもする

だからこの列車あんばらんすな
走る走るんだ
行くんだ行くんだ
花の咲かない春の後に太陽のない季節を迎え
次に来る散らない悲しみの秋
どんどん押し寄せる風変わりな歳月
退屈とばかりも言っていられないこの過酷

2006年3月30日木曜日0:33:39