Simon & Garfunkel - Homeward Bound
今日が終わる
今日が終わると思わないことだよ お前
今日があってくれたと思おう
だから明日が過酷であっても耐えられる
明日の過酷を誰が知ろう
無意味な磨耗
ひしゃげる心
何処までも続く置石だらけの線路
二両編成の列車は行く
傾きながら脱線しながらひたすら車輪が回る
フル回転空回り
心と体のばらんすが大事
ギクシャクして自滅
星の無い空
花の咲かない春
どうでもいいや
行くんだ行くんだ
何処かに行くんだ
広くて緑(あお)い草原に出るんだ
寝転がってお日様に目を細め
少しうとうとしたら地平線まで走って行こう
走って疲れて其処にも飽きたら
まっ逆さまに崖から落ちるんだ
落ちれば済むんだ
終わりを演じるのは簡単
さっと幕を引けば田舎芝居でさえ観客席は空になる
暗い場所だって目が慣れれば見えるものがある
聞こえない音が聞こえたりもする
だからこの列車あんばらんすな
走る走るんだ
行くんだ行くんだ
花の咲かない春の後に太陽のない季節を迎え
次に来る散らない悲しみの秋
どんどん押し寄せる風変わりな歳月
退屈とばかりも言っていられないこの過酷
2006年3月30日木曜日0:33:39
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