Mary Hopkin - Let My Name Be Sorrow
震えながら逃げ込む
故郷の埋もれた井戸
背いて
祭りの夜の罪の蔓草(つるくさ)
もがいてもたわむれ
アナタの背中を買い被っては
縺(もつ)れて途切れて
憎いばかりの遠い碑
思う侭に捨てた惰性の屑かご
黄昏の対岸に冬鳥が哭く
貴方の指は今夜も背を這う蔓草
耳元に低く聞こえたように貴方を思う
風に吹かれてややこしい調べ
閉ざした口許(くちもと)がまたひとつ愁えを覚える
貴方の指は絡むばかりで
終日捻(ねじ)れてなおざりにする私
独り答えては
暮れない遠い碑
16:56 2009/04/12日曜日
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