藤山一郎 白鳥の歌
大凡(おおよそ)に非(あら)ざる姿の乱れ
積む名
噤(つぐ)む唇
常ならざる者の足の痺れ
塞がる水門
飛び立つ白鳥(しらとり)
わけもなく
手と手を繋ぎ
分率百の連帯を叫ぶ
大凡に存る人の粉にして末(すえ)
お金は仕合わせより劣り
科学は仕合わせより勝る
常ならざる者の舌の縺(もつ)れ
罪人(つみびと)の禁足
凍る川
わけもなく
人気(ひとけ)を作り
分率百の合槌を送る
22:44 2011/05/04水曜日
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