高田みづえ 「愛の終りに」
だっていやなんだもん
おせっきょう
あなたわたしをがっかりさせた
わたしはがっかりした
あなたひとをうらぎっていない
わたしはうらぎられた
あなたなめくじをあいせる
わたしなめくじでさえあいせる
だっていやなんだもん
おせっきょう
あなたけいじばんにきらいってかいた
わたしきらいってもじ
よむしかなかった
あなたblogにあいしてるって
あいしてるみたいにかいた
おおきなもじで
わたしあいされてるとおもった
あなたに
かたちのないあなたに
だっていやなんだもん
おせっきょう
あなたはわたしより
かれはかのじょより
あなたたちはわたしたちより
うつくして、やさしくて、かんぜんむけつ
しあわせってみせびらかしたとたん
なめくじになる
だっていやなんだもん
おせっきょう
こどくなしょうねんがかべのすみで
なくこともなくかべをみつめ
はいいろのまちでひとみのくろいしょうじょが
なみだをためてまばたきもしない
しあわせってふしあわせにかてるかしら
だっていやなんだもん
おせっきょう
世界で一番偉いあなた
世界で一番愚かなわたし
あなたはわたしを
わたしはあなたを
痛みを渇きを
感じあえたら
おせっきょうにめもはなもくちも
ないってことにきづく
2007年
The Grapes of Wrath John Steinbeck(悲憤という葡萄)
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Ⅰ
オクラホウマの赤い地方と灰色の地方の一部に最上の雨季が穏やかに巡って来た、そしてそれは脅えた土壌を切り刻みはしなかった。北斗七星が細い流れに十字を切り再び十字を切り直した。最上の雨季はトウモロコシを高くもたげ雑草群や
[…]
1 週間前
