さいはての慕情 小林旭
黒いですくまっとに囚われ
白い画面に囚われ
かも知れないと
であることに囚われ
1,5m×1,5mの箱に納まる
あたしの完全と不完全
忘れない
忘れられない
忘れたい
忘れた
忘れよう
いちどきに押し寄せ引き返す潮
胸の何処にもない
胸のうち
会っては分かれる
あたし 顔
開けては被(かぶ)せる
あたし 蓋(ふた)
離れない
離れられない
離れたい
戻ろう
あなたに
静まり返った灰の器の底
其処にあなたがいれば
耳を塞いで囚われ
目を閉じてなお囚われ
くちびるを閉じて
あした 傷
ゆうに 陵辱
明けては暮れる 窓
1,5m×1,5m あたし
いのちの未完と完了
19:23 2010/07/28 水曜日
The Grapes of Wrath John Steinbeck(悲憤という葡萄)
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Ⅰ
オクラホウマの赤い地方と灰色の地方の一部に最上の雨季が穏やかに巡って来た、そしてそれは脅えた土壌を切り刻みはしなかった。北斗七星が細い流れに十字を切り再び十字を切り直した。最上の雨季はトウモロコシを高くもたげ雑草群や
[…]
1 週間前
